目の見えない猫との日々

私と目の見えない猫の経験が私の中で薄れないように、誰かの為になるように

黒猫デール保護最終回。

デールを道端で見つけて保護してから2週間…ついに退院の日が来ました。デールは人間の手を借りれば生きていけるまで回復しました。

 

まず目は見えていないようです。目の前で何かを動かしても全く目で追えません。目は保護して1年経ちますが全く何があるかわからない感じです。光の強さは感じているようです。

耳の方は聞こえています。最初はやっぱり身体が動かなかったのだと思います。今現在はおそらく耳とヒゲを頼りに生活している印象です。先日のことですが、じっと何かを感じ動かないデール…何だろうと思ったら体長3ミリほど羽虫を一生懸命音で感じていました。ご飯の袋で音を立てると寄ってきます。

骨折ですが、前足が折れておりました。少し変なくっつき方をしているようで、体勢が少し変です。肋骨も折れていたようで今も触ると少しだけポコっと外へ出ている感じがします。

入院中に力が入らず全く立ち上がったりできなかった訳ですが、今現在も立っていると横からの力に弱くフラフラします。

 

でも、家の中を走り回り、階段を駆け上がり、音のする物で遊んだりと信じられないほど回復したと思います。

 

目が見えないので、うまくご飯が食べられません。少し鼻弱いようで、臭いだけでは小さなおやつを見つけることが出来ないようで手あげています。指ごと噛まれてしまうのでコツが必要です。

 

心配事ばかりでした。でも今では信じられない程の回復をみせ、初めてデールに会った人は目が見えていないなんて信じてもらえないほど普通の生活をしています。そして何より本当にかわいい!少しでも一緒にいたい!私達がデールがいなきゃダメになってしまったようです。

 

病院への支払いですが、先生のご厚意もありましたので、出来る限りのお支払いをしました。感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございました。

 

事故にあった動物、ケガしたり病気の動物を助けるというのは、想像以上に大変です、最初はやっぱりお金の面が想像以上です。助けてあげたくても助けられないこともあるでしょう…助けようと思ったばかりに悲しい思いをすることも事実あるはずです。でも助けてあげようと思ったら出来る限りでいいから出来ることをやってあげてください。いろいろな病院にも電話なり正直に話し納得出来る病院や先生を探してみてください。時間は早いほどいいんじゃないかと感じました。私達は初動こそ遅れデールを苦しませましたが、結果的にはデールの生命力に助けられてうまくいったと思います。

 

全てうまく行くとは思えませんが、希望になるよう事故で動けなくなった猫を助けた記録を残します。

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