目の見えない猫との日々

私と目の見えない猫の経験が私の中で薄れないように、誰かの為になるように

目の見えない猫。

一通りデールとの出会いは書けたかなと思います。本当はもっと細いことだったり、気持ちの部分も伝えられたらいいなぁとは思いますが、とりあえず私達に起きたことを残すことは出来たかな…

 

目の見えない猫と暮らしていると健常の猫との違いを感じることがありますので、それも残しておこうと思います。

 

まずあまり気にとめなかった危険が、目が見えないことにより命に関わるということです。人間が普通に暮す家の中にたくさんの紐だったりコード関係があります。これらは簡単に命を奪うと気付かされました。我が家のリビングはブラインドタイプのカーテンを使っていました。私達の注意不足でデールはブラインドの間を通り後ろ足に絡めてしまいました。それも私達が仕事で留守の間にです。パニックなったデールが逃げようとしたんだと思います。引っ張れば引っ張るほど紐は締まり足に絡みついていきます…それでも逃げようと爪をカーペットに立て引っ張ったんだと思います。玄関に着いたときに何かあったと違和感を感じ中に入ると今まで聞いたことない声で鳴いていました。

カーペットは爪が剥がれ血が付いて、糞尿も少し出てました…そして何より紐が絡んだ足はパンパンに腫れていました…

すぐに紐をカーテンごと切り 、足から外しそのまま病院に連れて行きました。次の日に足は元戻りになり3日もすると元通りになりました。

 

完全に私達人間のせいです。猛省しました。あのときまだそんなに時間が経っていなかったことと、デールがパニックになりながらも私達人間に触らせてくれてすぐに紐を外させてくれたのでなんとかなりましたけど…猫によっては触れないような状態もあり得ると思います。

 

健常な猫でも同じリスクはあります。もう一度家の中を見直してください。我が家は猫が出入りするところは朝家を出るとき全てクローゼットにコード類を片付け、ビニール袋を入れて使っているゴミ箱は机の上にあげます。リビングと廊下以外は全て戸を締め入れないようにしています。物も極力片付けます。当然カーテンも普通の物に変えました。

それでもやっぱり家に入る瞬間は怖いです。

 

同じ思いをすることがないようにと思います。せっかく一命を取り止めたデールをまた人間が苦しめたなんて…

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